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ムダ毛ケア

脱毛はニキビ対策にもなる!脱毛後にニキビができたら毛嚢炎かも

脱毛はムダ毛を減らすだけでなく、肌トラブルの予防にも効果があるとされています。中でも注目されているのが「ニキビ対策」としてのメリット。毛穴の環境が整い、自己処理による肌へのダメージも減ることで、ニキビができにくい肌を目指すことができます。

一方で、脱毛後にできた「ニキビのようなできもの」が、実は毛嚢炎という別の炎症であるケースも…。

この記事では、脱毛がニキビに与える影響から、脱毛後の肌トラブル、毛嚢炎との違い、正しいスキンケア方法までを詳しく解説していきます。

脱毛でニキビが減るのはなぜ?考えられる3つの理由

01_脱毛でニキビが減ると考えられる3つの理由

脱毛をすることで肌の環境が整い、ニキビの原因となる要素が減ることがあります。

ここでは、ニキビが減少する理由として考えられる3つの要因を詳しく見ていきましょう。

①毛穴が引き締まって皮脂や汚れが溜まりにくくなる

脱毛によって毛が細くなり、毛穴の中に毛が残りにくくなります。毛穴がすっきりすることで、皮脂や汚れがたまりにくくなり、毛穴の詰まりによるニキビができにくい状態に。

特に顔や背中など皮脂分泌の多い部位では、この効果がより実感しやすいといわれています。また、毛穴の開きが目立たなくなることで、肌全体のキメも整いやすくなります

②毛がなくなると雑菌が繁殖しにくくなる

ムダ毛があると、汗や皮脂が毛に付着して雑菌の温床となることがあります。特に脇やVIOなど蒸れやすい部位では、雑菌の繁殖がニキビやかゆみ、においの原因になることも。

脱毛によって毛が減ることで肌の通気性が良くなり、清潔な状態を保ちやすくなります。結果として、細菌による炎症リスクが下がるのです。

③自己処理による肌トラブルが減る

カミソリや毛抜きなどで繰り返しムダ毛処理を行っていると、知らず知らずのうちに肌に傷がついたり、毛穴が炎症を起こしたりすることがあります。

こうしたダメージの蓄積は、ニキビの発生リスクを高めます。脱毛により自己処理の頻度が減ることで、肌への摩擦や刺激が減り、肌荒れや毛穴トラブルが起きにくくなるのです。

脱毛後にニキビが増えた?3つの原因を解説

02_脱毛後にニキビが増える3つの原因

脱毛でニキビが減る人がいる一方、施術後に「ニキビが増えた」と感じるケースもあります。その理由は、脱毛後の肌が一時的に敏感になることで起こるいくつかの変化です。

ここでは、脱毛直後に肌トラブルが発生しやすくなる代表的な3つの原因を紹介します。

①レーザーによる刺激が肌のバリア機能を低下させた

レーザー脱毛は高出力の光エネルギーを使用して毛根にアプローチします。この強い刺激によって、肌の表面にあるバリア機能が一時的に弱まることがあります。

その結果、肌が乾燥しやすくなったり、外部からの細菌や刺激に敏感に反応し、ニキビができやすくなるのです。特に敏感肌や乾燥肌の人は要注意です。

②肌への保湿が足りず、皮脂の分泌量が増えた

脱毛後の肌は水分が蒸発しやすく、普段より乾燥しやすい状態です。乾燥を放置すると、肌はそれを補うために皮脂を過剰に分泌するようになります。

皮脂が増えると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの原因に。脱毛後は、通常よりも念入りな保湿ケアを意識することが大切です。

③顔脱毛後に強い刺激を与える薬剤や化粧品を使った

顔脱毛後の肌は特に敏感になっているため、普段は問題のないスキンケアアイテムでも刺激となってしまうことがあります。

アルコール成分の多い化粧水や、美白系のピーリング化粧品などは赤みやヒリつきの原因になりやすく、炎症を起こしてニキビができてしまうことも。脱毛直後は、低刺激・無添加の基礎化粧品に切り替えるのがおすすめです。

ニキビではなく「毛嚢炎」の可能性も

03_ニキビではなく毛嚢炎かも?

脱毛後にできる「赤くてポツポツしたできもの」は、一見するとニキビに見えることがありますが、実際には毛嚢炎(もうのうえん)というまったく別の皮膚トラブルである可能性もあります。

ニキビと毛嚢炎は見た目こそ似ていても、発症のメカニズムはまったく異なります。ニキビは主に皮脂や古い角質が毛穴に詰まることでアクネ菌が繁殖し、炎症を起こすものです。

一方、毛嚢炎はブドウ球菌などの外部からの細菌が原因で起こり、脱毛でダメージを受けた毛穴に菌が入り込むことで炎症が生じます。

そのため、予防・対処方法も異なり、混同してしまうと適切なケアができなくなってしまうおそれがあります。ニキビが主に内因的な要因で起こるのに対し、毛嚢炎は外的な菌の侵入が引き金となるのが大きな違いです。自己判断が難しい場合は、皮膚科で診断を受けると安心です。

ニキビや毛嚢炎がある時でも脱毛できる?症状別に解説!

04_ニキビや毛嚢炎があっても脱毛できる?症状別に解説

脱毛の予約日にニキビや毛嚢炎ができてしまった場合、状態によって施術の可否が分かれます。

ここではその判断基準について紹介します。

白ニキビや黒ニキビ、治りかけのニキビはあっても脱毛できる

膿が出ていない白ニキビや黒ニキビ、炎症が落ち着いてきたニキビは、脱毛の妨げになることは少なく、施術が可能なことが多いです。

ただし、施術者に肌の状態を必ず伝えておきましょう

ニキビが化膿したり炎症を起こしたりしている時は、脱毛よりニキビ治療を優先する

化膿して赤く腫れているニキビや、明らかに炎症が強い場合は、まずは皮膚科での治療が優先されます。

無理に脱毛をすると悪化する可能性があるため注意が必要です。

ニキビ跡があっても脱毛できる!顔脱毛でニキビ跡が改善される場合も

色素沈着や軽いニキビ跡がある場合でも、基本的に脱毛は可能です。毛が減ることで肌のトーンが整い、ニキビ跡が目立ちにくくなるケースもあります。

毛嚢炎が悪化したり広範囲になったら脱毛は避ける

毛嚢炎が広がっていたり、赤みや腫れが強く出ている場合は、肌が炎症を起こしているサインです。

この場合、脱毛は中止し、医師に相談することが最優先となります。

脱毛後にニキビや毛嚢炎を起こさないためのケア方法

05_脱毛後のニキビや毛嚢炎を予防!6つのケア方法

脱毛後の肌は非常にデリケートになっており、ちょっとした刺激やケア不足がトラブルの原因になります。特に毛嚢炎やニキビを防ぐためには、毎日のスキンケアが重要です。

ここでは、脱毛後に意識してほしい6つのケア方法を詳しく紹介します。

肌を清潔に保つ

脱毛後は、肌のバリア機能が一時的に低下しています。汗や皮脂がたまると毛穴が詰まりやすくなり、トラブルの元に。

シャワーでやさしく洗い、汚れをしっかり落とすことが大切です。ごしごし洗わず、泡で包むように洗いましょう

肌を十分に保湿する

肌の乾燥はあらゆる肌トラブルのもと。脱毛後は特に水分が逃げやすい状態になっているため、化粧水や乳液でしっかりと保湿しましょう。

顔だけでなく、脱毛した部位全体にケアを行ってくださいね。

紫外線対策をしっかりする

紫外線は脱毛後の敏感な肌にとって大敵です。日焼け止めを塗るのはもちろん、帽子や日傘、長袖の衣類などでしっかりとガードしましょう。

脱毛した部位が露出している場合は特に注意が必要です。

ストレスをためないようにする

ストレスはホルモンバランスを崩し、皮脂分泌の増加につながることがあります。

十分な睡眠をとり、趣味やリラックスタイムを設けて、心のバランスも整えるように意識しましょう。

バランスのいい食事を摂る

肌の状態は内側からも影響を受けます。

野菜や果物、たんぱく質などをバランスよく摂ることが、肌の回復力を高め、ニキビや毛嚢炎の予防にも繋がります。ビタミンB群やC、亜鉛なども意識して摂取しましょう。

電動シェーバーで自己処理をする

脱毛の途中で気になる毛が出てきた場合は、カミソリではなく電動シェーバーを使うのがおすすめです。

肌に刃が直接触れにくく、ダメージや炎症のリスクを減らすことができます

脱毛とニキビに関するよくある質問

脱毛後にニキビ跡は濃くなる?

肌が乾燥したり紫外線を受けたりすると、一時的にニキビ跡が濃く見えることがあります。保湿と紫外線対策をしっかり行えば、次第に落ち着いていきます。

医療脱毛は家庭用脱毛器よりニキビが減る?

医療脱毛は効果が高いため、ムダ毛が減りやすく、自己処理の頻度も減る分、肌への負担が軽減されます。その結果、ニキビ予防に繋がるケースも多いです。

また、医療脱毛はニキビの状態を適切に判断してくれるので肌トラブルを起こしにくいでしょう。

ニキビの治療薬を使用中でも脱毛できる?

使用中の薬剤によっては、肌が敏感になっていることがあります。事前にクリニックへ薬の内容を伝えて判断を仰ぎましょう。

まとめ:脱毛でニキビ対策はできる!脱毛後のニキビや毛嚢炎は入念なケアで防ごう

06_まとめ

脱毛は見た目の美しさを整えるだけでなく、ニキビや毛嚢炎といった肌トラブルの予防にも役立ちます。ただし、施術後の肌は敏感なので、正しいスキンケアが欠かせません。

毛嚢炎やニキビができても焦らず、状態に応じた適切なケアをすれば、安心して脱毛を続けることができます。トラブルを防いで、健康できれいな肌を目指しましょう。

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